皆さんこんにちは!JR学研都市線長尾駅近くに開業しましたピノデンタルオフィス枚方長尾 院長の日野です。
今回は、歯周病とその原因についてお話させていただきます。
歯周病は、歯とその周囲の組織である歯肉、歯槽骨、歯周靭帯に影響を及ぼす炎症性疾患です。
歯周病の主な原因は、口腔内の細菌プラークです。
口腔内には数百種類の細菌が存在し、これらの細菌はプラークと呼ばれる粘膜の付着物に付着します。プラークは日常の歯磨きでは完全に除去されず、時間とともに硬化して歯石となります。
プラーク中の細菌は、糖分や食物の残渣を利用して酸を産生します。この酸により、歯のエナメル質が溶解し、虫歯が発生します。さらに、プラーク中の細菌は歯肉に侵入し、炎症反応を引き起こします。
歯周病の初期段階は歯肉炎と呼ばれ、歯肉が赤く腫れ、出血しやすくなります。この段階では炎症は可逆的ですが、適切な治療や口腔衛生の改善が行われない場合、病態は進行し、歯周組織への損傷が増えます。
進行した歯周病では、炎症反応が慢性化し、歯肉と歯槽骨の間にできる歯周ポケットが深くなります。歯周ポケット内では、更なる細菌増殖や炎症が進行し、歯槽骨の吸収が進んでしまいます。この結果、歯がぐらつき、最終的には歯が抜け落ちることもあります。
歯周病の進行は、個人の口腔衛生や生活習慣のほか、遺伝的要因や免疫系の状態なども影響します。喫煙やストレス、栄養不良なども歯周病のリスクを増加させる要因とされています。
予防と治療のためには、適切な口腔衛生が重要です。日常的な歯磨きやフロスの使用に加えて、定期的な歯科検診や歯石の除去が必要です。また、歯周病の進行を抑えるために、禁煙やバランスの取れた食事、ストレス管理も重要です。
歯周病は進行性の疾患であり、早期発見と適切な治療が重要です。歯科医師の指導のもとで定期的な歯科検診を受け、口腔衛生に配慮することで、歯周病のリスクを低減し、口腔の健康を維持することができます。
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