こんにちは!
歯を被せる治療の流れのなかで、欠かせないことがあります。それは、【土台をつくる】ということです!
歯科の治療の中では土台のことを【コア】といいます
コアとは、芯、中心という意味です。歯の中心を支えている、大切な物になります。
歯の土台(コア)の役割とは、虫歯が深く、神経をとってしまった歯は、栄養が行き届かないため歯は枯れ木のようにもろくなってしまいます。そのままでは歯が割れてしまうため、歯の根部に土台(コア)をたて、補強した上で被せ物をします。
歯には、食事の時だけでなく、緊張時にはぐっと噛みしめたり、寝ているときに無意識に歯ぎしりをしていることで、毎日色々な方向から強い力がかかっています。
なので丈夫な土台が必要となります。
歯の土台の種類(コア)は大きく2つに分けられます。1つ目が、保険診療でできるものと2つ目が自由診療でできる2パターンがあります。
当院の保険診療はメタルコア、自由診療はファイバーコアとなります。
次にそれぞれのメリットデメリットについてです
まず保険診療のメタルコアです。
メタルコアとは、金属合金(コバルトクロムやニッケルクロム)で作られたコアです。
耐久性が高く、長持ちするため、奥歯の修復に使用されることが多いです。
☆メリット☆
金属コアは非常に耐久性が高く、長期間持続し、特に奥歯の修復に適しています
金属コアは強靭で、噛み砕く力に耐えることができる。これにより、歯の機能が回復し、咀嚼が可能になります。金属コアは異なる歯の形状に適応しやすく、さまざまな治療症例に使用できることです。
☆デメリット☆
金属コアは天然歯のような見た目ではないので特に前歯の修復には向いていない見た目の面だったり、審美的な要因を重視する場合は自由診療のコアタイプがいいと思われます。
その他に、金属は熱を伝える性質があるため、冷たい飲み物や熱い食べ物を食べた際に歯に違和感を感じることがあります
次に自由診療のファイバーコアについてです。
ファイバーコアとは、繊維強化プラスチック(ガラスファイバー)でできたコアです。前歯の修復に使用されることが多く、天然歯に似た外観をもつことができます
☆メリット☆
ファイバーコアはセラミックや金属コアと比較して、天然歯に似た外観を持つことができます。特に前歯の修復に向いており、審美的な要因を考慮する場合に好まれます。ファイバーコアは軽量で、歯の構造に過度な圧力をかけず、歯の自然な強度を維持するのに役立ちます。
金属コアと比較して熱を伝えにくいため、冷たい飲み物や熱い食べ物を摂る際に歯に違和感を感じにくいです。
☆デメリット☆
ファイバーコアは金属コアに比べて耐久性が低い場合があります。特に奥歯の修復には適していないことがあります。ファイバーコアは割れやすい場合があり、過度な圧力や噛む力にさらされると破損する可能性があります。
歯が割れてしまう、歯の根っこが割れてしまうということは、その歯を残すことは難しくなり、残念な結果として抜かなければならないということにつながります。
そうなってしまうと、義歯やインプラントなど、もっと複雑な治療が必要になってきてしまいます。何より、自分の歯が1番です
被せ物だけでなく土台(コア)が歯の寿命に大きく関わっていることを知り、最適な治療方法の選択肢をすることは、将来的に自分の歯を守ることにつながります!
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休診日:木曜・日曜・祝日