枚方市長尾の歯科・歯医者・歯科医院なら

〒573-0103 大阪府枚方市長尾荒阪1丁目2886-2
JR学研都市線「長尾駅」より徒歩8分
長尾家具町、北山、からも来院されています。

診療時間
9:00~13:00
14:00~18:00

休診日:木曜・日曜・祝日
※祝日がある週の木曜は診療しております。

歯科豆知識

2024.10.9 入れ歯とインプラントってどう選んだらいいの?

歯の欠損は、美容や健康面に影響を及ぼすだけでなく、噛む力や発音に支障が出ることがあります。歯を失った場合の治療法としては、「部分入れ歯」と「インプラント」が一般的に用いられますが、どちらが適しているかはライフスタイルや健康状態によって異なります。本記事では、2つの治療法を比較し、それぞれのメリット・デメリット、治療プロセスと選び方をわかりやすく解説します。

 

歯を失ったままにすると何が起こる?放置によるリスク

歯が欠けた部分を放置することには、以下のようなリスクが生じます:

 

◦噛み合わせが不安定になる

歯がないスペースには隣の歯が傾きやすくなり、噛み合わせが崩れる原因になります。これにより、肩こりや顎の痛み、頭痛など全身への悪影響が出ることもあります。

 

◦顎骨が痩せる

歯があることで顎の骨は刺激されて成長が保たれますが、歯を失うと骨が刺激されないため、顎の骨が徐々に痩せていきます。特に歯が数本失われた場合、顔が老けて見える原因にもなります。

 

◦むし歯や歯周病のリスク増加

歯がない部分は食べ物が溜まりやすく、むし歯や歯周病のリスクが高まります。歯が欠けている場所には汚れが残りやすいため、定期的なクリーニングが必要です。

 

【部分入れ歯とは?手軽に取り外しができる義歯】

部分入れ歯は、歯が欠損した箇所に義歯を装着し、隣の歯にワイヤーで固定する治療法です。簡単に取り外しができ、適応範囲が広いのが特徴です。

 

◦部分入れ歯の治療プロセス

1.カウンセリングと診断:歯科医が口腔内の状態を確認し、部分入れ歯の適応可能かを判断します。

2.型取りと試着:歯の形を型取りし、患者に合わせた義歯を製作します。完成後、装着してフィット感や噛み合わせを確認し、必要に応じて調整を行います。

3.装着と調整:義歯が完成した後、装着し、患者が快適に使えるよう噛み合わせやフィット感を最終調整します。

 

◦部分入れ歯のメリットとデメリット

メリット:

自由に取り外しが可能で、義歯を清潔に保ちやすい
比較的低コストで、保険が適用される場合が多い
もし別の歯を失った場合でも、部分的に追加が可能

 

デメリット:

噛む力が低下し、食事中に違和感が生じることがある
見た目にワイヤーが見える場合があり、審美性に限界がある
支えとしている隣の歯に負担がかかり、長期的には支えの歯に影響を与えるリスクがある

 

【インプラント治療とは?天然歯に近い噛む力と審美性】

インプラント治療は、人工歯根(チタン製)を顎骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する方法です。しっかりと骨に固定されるため、天然の歯に近い感覚で使用でき、審美性も高いことが特徴です。

 

◦インプラントの治療プロセス

1.診断と検査:インプラント治療を行う前に、顎骨の状態や口腔内の健康を検査し、インプラントが適応できるか確認します。骨が不足している場合には、骨移植などの前処置が必要になることがあります。

2.インプラント埋入手術:人工歯根を顎骨に埋め込む手術を行います。手術後、インプラントと骨が結合するまで数ヶ月の期間が必要です。

3.アバットメント装着と人工歯装着:結合が確認されると、連結部であるアバットメントを取り付け、人工の歯を装着して治療が完了します。

 

◦インプラントのメリットとデメリット

メリット:

顎骨に固定されているため、天然の歯と同等の噛む力が得られる
見た目が自然で、審美的な仕上がりが期待できる
両隣の歯に依存せず、独立した治療法であるため、健康な歯を守ることができる

 

デメリット:

外科手術が必要で、顎骨や全身の健康状態により適応できない場合もある
治療期間が長く、費用が高額になりやすい
専門的なメンテナンスが必要で、定期的に歯科医院でのチェックが求められる

 

◦治療法の選択基準と重要なポイント

どちらの治療法も、個々のライフスタイルや健康状態、費用、口腔内の状態に応じて適した方法を選ぶことが大切です。選択基準には以下のポイントが挙げられます:

 

・審美性と噛む力を重視するか
見た目の自然さや噛む力を重視する場合、インプラント治療が有力な選択肢です。天然の歯に近い感覚で、しっかりとした噛む力が得られます。

 

・予算の確認

部分入れ歯は保険適用の範囲内で治療ができる場合が多いため、低コストで済むことが一般的です。一方、インプラントは自由診療のため高額になることが多いですが、長期的な価値を考慮して選ぶと良いでしょう。

 

・顎骨の健康状態

インプラントは顎骨の状態に依存します。骨が不足している場合や顎骨が痩せている場合には、骨移植が必要となることがあり、治療が複雑になる場合があります。事前の顎骨検査が重要です。

 

・メンテナンス性

部分入れ歯は日常的に取り外しができ、清掃が容易ですが、インプラントは定期的な専門的なメンテナンスが必要です。メンテナンスにかかる負担や定期検診の必要性を考慮することも大切です。

 

◦部分入れ歯とインプラント、それぞれの適応ケース

どちらの治療法もさまざまなニーズに対応できますが、それぞれの特性によって適したケースが異なります。

 

部分入れ歯が向いているケース

・短期間で治療を終えたい方

・費用を抑えたい、または他の治療法が健康状態により難しい方

・必要に応じて追加の歯を柔軟に補いたい方


インプラントが向いているケース

・見た目や噛む力を重視する方

・健康な歯を削りたくない方

・長期間にわたって安定性を求める方

 

◦まとめ:自分に合った治療法を見つけるために

部分入れ歯とインプラントは、それぞれ異なる特性を持ち、生活スタイルや健康状態、予算に合わせた選択が求められます。どちらの治療法にもメリット・デメリットがあるため、口腔内の健康を維持するためにも信頼できる歯科医と十分に相談し、最適な治療法を選ぶことが大切です。歯を失った状態でも適切なケアと治療を行うことで、健康で快適な生活を続けることが可能です。

 

医療法人隆歩会 ピノデンタルオフィス枚方長尾
院長 日野卓哉 監修

検診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布などもご予約いただけます。3か月先のご予約もお気軽にどうぞ。

050-8880-8659

診療時間

 
午前
午後

午前:9:00~13:00
午後:14:00~18:00

※祝日がある週の木曜は診療しております。
休診日:木曜・日曜・祝日

050-8880-8659

〒573-0103
大阪府枚方市長尾荒阪1丁目2886-2
JR学研都市線「長尾駅」より徒歩8分

ピノデンタルオフィス枚方長尾では一緒に働いてくださる仲間を募集中です!