入れ歯:粘膜越しの情報が主体となり、硬さの差を細かく捉えにくい
インプラント:安定して強く噛める一方、歯根膜がないため力覚のフィードバックが限定的
だからこそ、残せる歯を大切にする意味があります。
誤嚥やむせ:食塊のまとまりや大きさを把握しづらく、飲み込みのタイミングがズレる
栄養の偏り:噛みにくさから柔らかい食品ばかり選び、たんぱく質・食物繊維・ミネラル不足に
歯や修復物の破損:力加減を誤って一点に過大な負荷が集中
脳への刺激低下:咀嚼刺激の減少は活動性や認知機能に影響する可能性
知覚過敏向け歯みがき剤(硝酸カリウム・フッ化物配合など)を継続使用
ブラッシング圧を見直し、やわらかめの歯ブラシで小刻みに磨く
冷たい飲食物・酸性飲料(炭酸・スポドリ・お酢系)の頻回摂取を控える
食後すぐにゴシゴシ磨かず、まずは水でうがい→10~20分後にケア
就寝時の食いしばりが疑われる場合は、ナイトガードで負担分散
フッ化物塗布や樹脂・コーティング材で露出象牙質を封鎖
咬合(噛み合わせ)の調整で一点集中の負荷を軽減
進行したケースでは知覚過敏処置や根面被覆術などの外科的対応を検討
原因がむし歯・ヒビ・歯周病の場合は、原因治療を優先
「冷たいものだけでなく温かいものでも長く痛む」「噛むとズキッと響く」「何もしなくても痛い」――このような場合は知覚過敏にとどまらない可能性があります。早めに受診し、原因を特定しましょう。
冷たい水がしみるのには、歯が持つ感覚システムという“理由”があります。歯髄と歯根膜という二つのセンサーが、温度や力を読み取りながら食事を安全で快適なものにしているのです。日々のケアと適切な治療でこの感覚を守り、長くおいしく食べ続けられる口を目指しましょう。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 | ● | ● | ● | ─ | ● | ● | ─ |
| 午後 | ● | ● | ● | ─ | ● | ● | ─ |
午前:9:00~13:00
午後:14:00~18:00
※祝日がある週の木曜は診療しております。
休診日:木曜・日曜・祝日